活動報告

2021年1月11日

1月9日(土)第二回八ヶ岳SDGsコミュニティが開催されました

県立図書館にて第二回八ヶ岳SDGsコミュニティが開催されました。会場には、13人の参加があり、オンラインでは、30人の参加がありました。今回のテーマは『教育とSDGs』でした。

①小学校4年のT君は、NPOと一緒に考えたSDGs麻雀ゲームの企画を、クラスの仲間と制作してプレイしたときの発表でした。すばらしい事は、SDGs麻雀のあがり役の奇抜なアイディアやルールを考えた事でした。
②静岡県から参加した高校生、SさんSDGsへの熱い想いと、これから何をしていくのか夢を語ってくれました。Sさんの原点は、小学校高学年の時に「なぜ勉強するのか?」と言う問いを模索していく中で、SDGsを知り、さらに、漠然と学ぶのでなく、子ども達のやる気が高まる学びを支援するために、学生サミットに参加し、仲間とディスカッションしたそうです。
③県内の小学校で、6年生を担任した時の実践をM先生が発表しました。月のSDGsカリキュラムが位置付けられていました。カンボジアの子ども達との交流とその支援、学校林での自然体験、環境に優しいコースター制作、世界の子ども達の現実をJICA協力隊員から学ぶ、世界を旅するシンガーソングライターとの交流等、楽しく実践的なSDGsを学び、その学びから子ども達のアクションを導いていました。『全校児童と全職員がSDGsのゴールの意味を理解して、発達段階に応じた取り組みをしてます。図書館にはSDGsの本コーナーがあります。』と話してくれました。
④長野県の図書館司書のM先生は、SDGsに関する本の紹介と、SDGsへの想いを語って頂きました。トイレと水に関する本は、インパクトが強く心に残りました。SDGsのゲームを研修して、子ども達に楽しく、真剣に、熱く、伝えようとする志の高さに驚かされました。日本中探しても、SDGsと本を関連させて、子ども達に楽しく伝えようとする司書の先生は、たくさんはいません。
 SDGsに取り組む人は、皆さん、志が高くて熱い気持ちの持ち主だなと確信しました。
 今回のコミュニティにつながって頂いたのは、大学の先生、小中高の先生、企業人、行政人、NPOや法人、小学生の親子、SDGsに取り組む高校生、マスコミ関係者、会社の経営者、と幅広い方たちに輪が広がりました。前回の3倍に広がりました。
 成果は、情報共有できた事、その情報から新たなアクションが見通せた事です。八ヶ岳SDGsスクールは、これからも、皆さんとつながって新たな活動を展開させていきます。近日中に、具体的な内容をFacebookに掲載いたします。
 では、課題はなんでしょうか?どこの会社でも、どこの学校でも、県内のどの地域でも、SDGsの取り組みをどう継続させるか?どうしたらSDGsを自分ごとにできるか?この問いには、近道はないと思います。
 私たちは、これからも、八ヶ岳SDGsコミュニティを少しでも充実させて、継続すること。一人でも多くの参加者を増やすことが大切だと信じてます。次回は、2月13日です。1月中旬には、場所等をお知らせいたします。

2020年12月20日

12月12日(土)特別講演会が開催されました

『DREAM CAME TRUE』夢は叶う‼️

「共創型対話」の先導者 多田先生!
「学びの共同体」の先導者 佐藤先生!
『SDG sの学び」の先導者 諏訪先生!

が、講演会と対談をする2時間30分。あっと言う間に時間が過ぎました。多田先生と、佐藤先生に、共通していたキーワードは、「探究と協同」「聴き合う学び」でした。聴き合う授業をつくるために、多田先生は、「ゆさぶりと見とり」がポイントと言い、佐藤先生は、「授業のデザイン」が大切と言っておりました。正解を追求する学びでなく、探究を追求する学びを創造しなくてはならないとお二人とも力説されました。
 また、コロナ禍の学校には、多くの課題や、改革がしなければならないことが出現してしまったが、子どもたちの学ぶ権利を守りながら、いかに授業をコーディネートするか!リフレクションすることが求められているともおっしゃっていました。
 
 その後の懇親会でも、多くのご示唆を賜りました。嬉しかったのは、来年も来県して頂く事をお願いしたところ、前向きな回答を頂きました。どんな形式になるかは、まだ未定ですが、3人の先生方とお会いできる事を楽しみにしてます!
[個人的に心に残った講義の概略]
⭐️諏訪先生
☆学校教育における他動詞と自動詞 自動詞の世界は、主役が児童生徒
⭐️多田先生
☆対話と会話の違いを述べるなら、対話は、思考を伴い、目的がある。
☆ゆさぶりの有効な、手立ての一つがコメント力である。コメントしながら更なる探究を求める。
☆人間さえも数字化した教育が、人間疎外を生み出し人間性を喪失している。知性の復権をどうするか?持続可能性 未来の創造を目指すために
⭐️佐藤先生
☆コロナによって、世界中で半年も「社会」が機能不全になったのは、人類史上初めての経験
☆現在のコンピュータの使い方は間違っている。「教える道具」ではなくて「探究と協同の道具」(学びの道具)にしないと、学力低下につながる。
☆どう学びをデザインして、どう授業をコーディネートするか

左:諏訪哲郎氏 中:佐藤学氏 右:多田孝志氏 
2020年11月7日

「八ヶ岳SDGsコミュニティ」開催に向けた打ち合わせ会

今年の一つの目標として掲げていました「八ヶ岳SDGsコミュニティ」を毎月開催することになりました。開催に向けて第1回の打ち合わせ会を、11月6日に行いました。お集まり頂いたのは、リコージャパン山梨支社様 キープ協会様 健康麻雀kaiやまなし様 八ヶ岳SDGsスクールの4団体から12名が参加頂きました。活発に建設的ご意見を交わしてコミュニティの目的や方法や計画が概ね決定しました。詳細は、追って掲示します。コミュニティのスローガンは、『つながる ひろがる SDGs』です。SDGsのゴールを目指して、個から組織まで多くの皆様の絆を強くさせる場になってほしいと強く願い、楽しい企画を心がけてまいります。

 初回は、12月5日 土曜日 17時30分から19時頃までを考えております。場所は、甲府駅前の山梨県立図書館です。テーマは、SDGsって何?です。皆さん、一緒に楽しく話しましょう。

2020年10月18日

10月17日に研修会を行いました

八ヶ岳SDGsスクールは、久しぶりに45人参加の研修会を開催しました。広い部屋を準備して、検温と除菌とマスクを徹底して行いました。

 ◉諏訪理事長からは、北杜市を「SDGs未来都市」に推進するためのポイントを話して頂きました。◉リコージャパン山梨支社の村松様は、「リコージャパン全体と、山梨支社のそれぞれのSDGsの取り組みの様子を提供して頂きました。◉学習院大学の栗原先生は、「北杜市と関係人口」について、前-西田小教頭の新井先生は、「未来を見据えた学校教育の在り方」について話して頂きました。◉行政の立場からは、数名のゲストに、街、人、地域とSDGsの関わりや、取り組みの必要性について話して頂きました。

 そして、最後にNPO八ヶ岳SDGsスクールが募集した食品ロスについての夏休み自由研究の表彰を行いました。

最優秀の田中さん、優秀の宮澤さん、田中さん、に賞状と、副賞を渡しました。

 短い時間でしたが、内容の濃い研修会となりました。参加者が、それぞれの立場でSDGsを自分事に考えてくれる良い機会と、なりました!  八ヶ岳SDG sコミュニティの開催に向けて、今日の研修会は、一つのモデルとなりました。コミュニティは、誰でも参加できるSDGsに関する情報交換の場です。詳細は、追って掲載します。皆さん、参加して、つながりを広げましょう!

2020年10月16日

10/14 「森びとの会」メンバーとオンライン勉強会

「合板を使わない、本物の自然素材の家づくり」を通して、住む人の健康、健全な山づくり、大工さんの手仕事の技、地域での経済循環を守ろうと活動する 森びとの会 のみなさんと、オンライン勉強会をしました。

zoomをつないで、レクチャーをしているところです。「森びとの会」のメンバーは、林業や建築に携わる7つの会社の経営者やNPOの代表者なのですが、Zoomの画面の向こうにはそれぞれではたらいているスタッフや社員さんたちもいらっしゃいましたので、総勢50名以上でSDGsについて学んだことになります。

森びとの会では、次のような7つの約束を掲げて、それぞれが地域でこの約束をきちんと守って山づくりや木こり、家づくりを実践しています。誰にでもわかりやすいマークで実践することを明確にしているのが、SDGsの17の目標と似ていますね。

この勉強会では、一方的に講義をするのではなく、課題を示して参加者のみなさんにどのように考えるかを語っていただく場面をもうけました。まず、SDGsについてごく簡単な概略をお話した上で「SDGsの価値観が人類史の潮流を変え始めている」と思うかどうか、についてひとりひとりの考えを語ってもらう形で自己紹介をしてもらいました。

それぞれの現場で実践を重ねているみなさんだけあって、具体的にとりくんでいることを紹介してくださったり、理念を実現するためにはたらけることについてのやりがいを語ったり、明るく力強い雰囲気で勉強会が進んでいきました。

SDGsの17の要素について、現状がどうなっているかをお話したあとは、SDGs的な価値観をベースとする社会へと変化してきていることについて、学校教育、農業や河川に関する法律の変遷をとりあげながら一説明しました。そのあとが、この勉強会の一番のハイライト。参加者のみなさんが関わる分野について、どのように変遷してきたか、これからどうなっていったらいいと思うかについて、このシートの記入をしてもらい、発表し合いました。とても面白い発表となりましたが、それについてはまたあらためて「学校教育とSDGs」でご紹介したいと思います。

「SDGsということが言われるようになる前からずっと実践してきたことが、SDGsとつながっていると知ることができて嬉しい」という感想をいただきました。世の中にはたくさんの仕事がありますが、それぞれの仕事を通してSDGsという理念を実現していくということが広がっていけば、世の中は少しずつよい方向に動いていくのではないでしょうか。

2020年10月1日

9/19~11/6 子どもたちの「食品ロス」に関するSDGs自由研究を、韮崎大村図書館で展示中(※展示期間を延長しました)

夏休みにリコージャパン(株)山梨支社さんとの共催でzoomで実施した「食べ残しNOゲーム」に参加してくれた子どもたちをはじめとして、10人の小学生から、食品ロスをテーマにした自由研究の応募があったことを、先日お伝えしました。(その記事はこちら) とても素晴らしい内容でしたので、たくさんの方に見ていただこうと、10/19まで韮崎ニコリ2階の韮崎市立大村記念図書館で展示しています。

子どもたちの作品は、図書館と廊下との間のガラスに掲示されています。

子どもたちは、実際のお店での工夫した例を調べたり、学校でともだちにアンケートをとったりして、主体的に学んでいます。ある子は「くら寿司」がどのようにして食品ロスを15%から5%にまで減らしたかを、わかりやすくまとめました。SDGsをあたりまえのこととしてどんどん学んでいる子どもたちは、将来きっと世界をよりよく変革していく力となることでしょう。そんな希望を感じさせる展示です。

内容もさることながら、まとめ方がわかりやすい!

図書館では、SDGs関連の本を集めた展示コーナーもつくってありました。SDGsをたくさんの人に知っていただくための種まきを、図書館で考えてくださっています。

こんなにたくさんの本が揃っているとは!びっくりです。

SDGs関連本を集めたテーブルには、八ヶ岳SDGsスクールのチラシも!

この看板に沿って、展示コーナーまで足を運んでくださいね。たくさんの方のご来場をお待ちしています。
2020年9月19日

9/17 荒川下流河川事務所でのSDGs所内勉強会

東京都北区にある国交省荒川下流河川事務所の早川潤所長より依頼を受け、代表の諏訪が「所内勉強会」で「SDGsが開く新しい時代」というタイトルで話をしました。早川所長は、これからの時代の河川管理には「流域治水」という考え方が重要であり、その「流域治水」には、様々なステークホルダーの「参画」と、経済・社会・環境等々の様々な領域の活動の「統合」という、SDGsの考え方の導入が有効と考えておられます。そこでその第一歩として、同事務所の職員のSDGsへの理解深化を目的として「所内勉強会」が企画されました。

会場での参加者は40人ほどでしたが、別室への配信や在宅者への配信がなされており、副所長のお話しでは、80人ほどの専従職員のほとんどが参加したはず、とのことでした。

荒川下流河川事務所での所内勉強会

同事務所に隣接して荒川知水資料館(通称アモア)があり、そこでは視覚を重視した展示で荒川の治水の歴史を学ぶことができます。早川所長は、アモアを活用して、「流域治水」への「参画」を促すプログラムを充実させることも目指しておられました。

「学校教育とSDGs」コーナーの「流域治水への参画とSDGs」も、この日の話に関連した内容ですので、ご参照ください。

2020年9月14日

9/13 ハイライフ八ヶ岳でのトーク

ハイライフ八ケ岳のトークブースに諏訪理事長と丸茂副理事長が参加しました。テーマは「北杜市に大学を!」という八ヶ岳SDGsスクールの究極の夢についてでした。諏訪理事長は、前半では「SDGs未来都市に北杜市もエントリーを!」、後半では本題の「北杜市に大学を!」について話しました。私たちのNPOの熱い想いが,会場の皆さんに伝わり,トークの後で何人もの方と名刺交換をしました。 前半の「SDGs未来都市に北杜市もエントリーを!」については、「学校教育とSDGs」に寄稿した「「SDGs未来都市」選定の4つのポイント+α」を参照してください。


 北杜市に大学をつくることのメリットは
 ①北杜市の少子高齢化の歯止めとなる。
 ②地方創生につながり,北杜市が活性化する。
 ③小規模分散型低学費大学は、学生にとって、行政にとってメリットが大きい。
 ④アクティブラーニング主体のカリキュラムは,学生を大きく成長させる。また、社会人としての基礎をしっかりと身に着けさせることができる。

 大学設立は,夢のような話です。しかし,口に出して訴えなければ,スタートラインに立つこともできません。八ヶ岳SDGs大学の創設に向けて,スタートラインにまずは、向かうことができた日となりました。道のりは、まだまだ先です。
 私たちの次は、あの有名な歌手の加藤登紀子さんを交えてのトークでした。私たちのトークとの共通点は、環境教育への熱い語りでしょうか?

2020年9月10日

9/1 食品ロス自由研究に10作品の応募がありました!

食品ロスをテーマにした自由研究、10作品の応募がありました!

タイトルをご紹介します。

「回転寿司の謎」

「いただきますと食品ロス」

「食品ロスとSDG s」

「ドギーバッグとSDG s」

「みんなで食品ロスをへらそう」

「SDG sとは」

「SDG sの取り組み」

等です。また、「食品ロスとSDG s」のテーマは、4人で共同研究してから、それぞれにまとめてありました。

自由研究に取り組む子どもたち

小学生の研究は、とても清々しく、とてもハッとさせられる内容ばかりで驚きました!そして、何よりも自由研究をキッカケに、SDG sの取り組みについて親子の会話が増えている様子をお知らせ頂きとても嬉しく思いました。皆さんが、SDG sの取り組みを自分事にしているからです。ご応募頂いた子どもたちには、ステキな賞を用意しました。お楽しみにしてください。

2020年9月5日

8/30 自然の中で子どもたちとSDGs体験

8月下旬の日曜日,子どもたちの歓声や感性が,六角堂に戻ってきました。SDGsの学びを,みんな元気よく,全身を使って楽しみました。 

六角形の楽しい建物で、子どもたちもSDGsを学びながら、
のびのび時間を過ごしました。
SDGsの1つの目標をえらんで、それをどう実現したらいいか、レゴを使って、表現してもらいました。

今後にご期待!

これから,子どもたちが自然の中で遊んだり,自然体験活動ができるような機会を企画するために関係機関と連携して緊張感を持って,知恵を出し合い,的確なアクションを興していきたいと思います。子どもたちは楽しみにして下さい。大人の皆さん,協力し合いましょう。

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