県立図書館にて第二回八ヶ岳SDGsコミュニティが開催されました。会場には、13人の参加があり、オンラインでは、30人の参加がありました。今回のテーマは『教育とSDGs』でした。
①小学校4年のT君は、NPOと一緒に考えたSDGs麻雀ゲームの企画を、クラスの仲間と制作してプレイしたときの発表でした。すばらしい事は、SDGs麻雀のあがり役の奇抜なアイディアやルールを考えた事でした。
②静岡県から参加した高校生、SさんSDGsへの熱い想いと、これから何をしていくのか夢を語ってくれました。Sさんの原点は、小学校高学年の時に「なぜ勉強するのか?」と言う問いを模索していく中で、SDGsを知り、さらに、漠然と学ぶのでなく、子ども達のやる気が高まる学びを支援するために、学生サミットに参加し、仲間とディスカッションしたそうです。
③県内の小学校で、6年生を担任した時の実践をM先生が発表しました。月のSDGsカリキュラムが位置付けられていました。カンボジアの子ども達との交流とその支援、学校林での自然体験、環境に優しいコースター制作、世界の子ども達の現実をJICA協力隊員から学ぶ、世界を旅するシンガーソングライターとの交流等、楽しく実践的なSDGsを学び、その学びから子ども達のアクションを導いていました。『全校児童と全職員がSDGsのゴールの意味を理解して、発達段階に応じた取り組みをしてます。図書館にはSDGsの本コーナーがあります。』と話してくれました。
④長野県の図書館司書のM先生は、SDGsに関する本の紹介と、SDGsへの想いを語って頂きました。トイレと水に関する本は、インパクトが強く心に残りました。SDGsのゲームを研修して、子ども達に楽しく、真剣に、熱く、伝えようとする志の高さに驚かされました。日本中探しても、SDGsと本を関連させて、子ども達に楽しく伝えようとする司書の先生は、たくさんはいません。
SDGsに取り組む人は、皆さん、志が高くて熱い気持ちの持ち主だなと確信しました。
今回のコミュニティにつながって頂いたのは、大学の先生、小中高の先生、企業人、行政人、NPOや法人、小学生の親子、SDGsに取り組む高校生、マスコミ関係者、会社の経営者、と幅広い方たちに輪が広がりました。前回の3倍に広がりました。
成果は、情報共有できた事、その情報から新たなアクションが見通せた事です。八ヶ岳SDGsスクールは、これからも、皆さんとつながって新たな活動を展開させていきます。近日中に、具体的な内容をFacebookに掲載いたします。
では、課題はなんでしょうか?どこの会社でも、どこの学校でも、県内のどの地域でも、SDGsの取り組みをどう継続させるか?どうしたらSDGsを自分ごとにできるか?この問いには、近道はないと思います。
私たちは、これからも、八ヶ岳SDGsコミュニティを少しでも充実させて、継続すること。一人でも多くの参加者を増やすことが大切だと信じてます。次回は、2月13日です。1月中旬には、場所等をお知らせいたします。