第15回八ヶ岳SDGsコミュニティを、zoomのオンラインで開催しました。32人に参加して頂きました。テーマは『ストレスと向き合うくらしのSDGs』です。お2人のトーク者から学び合いました。
◆やまき心理臨床オフィス代表 久持 修 様
「カウンセリングとSDGs」について話して頂きました。SDGsとカウンセリングは関係あるのか?実は、関係あるのです。カウンセリングとは、人がよりよく生きていくためのお手伝いをすること。より良く生きるためには、その人が持続可能な生き方を行っていく必要がある。人がサスティナブルであるとは、健康寿命を延ばすことです。そのためには、ストレスとの付き合い方は、とても重要です。ここがカウンセラーが貢献できるポイントになります。その秘訣は、「人生における再生可能エネルギーを発見すること!」石炭が使えなければダメだと嘆くのか?石炭は使えないけど何か使えるものはないかと探すのか?どちらでしょう?無駄と思えるような経験も活かすことができます。経過は資源ととらえてみる事が大切です!その人が、自分らしく生きていくために、その人が持っている資源(素質、経験、周りの人)に目を向けてサスティナブルに活用できるように促すことがカウンセリングです。暮らしの中の様々なことをSDGsの眼鏡をかけて眺め直してみることがSDGsを実践していくうえで大切なこと!とまとめ頂きました。久持先生は、「人生には失敗はあっても、無駄なことは一つもない。無駄に感じるのは、あなたが今その経験を活かそうと思っていないだけである」と話して頂きました。
◆心理カウンセラー 雨宮 直子 様
話の内容は、「自分らしく生きる心の健康づくり 〜心のストレスから自分を解放していくには〜」です。私達にとって、ストレスは、嫌なもの、無くしたいものです。しかし、ストレスを感じるから心の健康を維持できることにつながる面もあります。参加者はどのような時にストレスを感じているのか?ストレスの発散方法は何かについて、話し合いました。①ストレスの原因は「人間関係」「思い通りにいかない」「意見や考えの違い」が挙げられました。②ストレス発散方法は、「寝る」「走る、歩く、運動する」「人に話す」「食べる」「飲む、呑む」「ものや無駄なことの消費」等がありました。ストレスから心を解放し、自分らしく生きるための大切な視点とは①自分の「心の軸」をどこにおくか!自分主体で生きること ②自分に対して許しを与える!やらなければならないことをやりたいことに変化させていく。③ありのままの自分を受け入れて、自分を表現する!自分はどうしたいか、自分はどう思うかを大切にする。④心の中で感じていることを、自分が尊重する!自分が自分の一番の見方であり、パートナーになる。自分らしく生きることが、新しい自分を発見することになり、同時に周囲の人の気持ちや考えを大事にできると雨宮先生から話して頂き、肩の力が抜けるような温かい気持ちになりました。
今、長く続くコロナ禍で、多くの方々が、何処に、誰に、どのように、ぶっつけて良いのかわからない辛さ、苦しさ、刹那を、抱えています。その解決策にはなりませんが、自分を大切にすること、SDGsの眼鏡をかけてみること、ピンチはチャンスだとポジティブに考えることは必要だと思いました。お2人のカウンセラーの先生ありがとうございました!