第8回八ヶ岳SDGsコミュニティを7月10日に県立図書館で開催しました。テーマは「食品ロスを減らす」目標12「つくる責任つかう責任」です。会場には、41人の参加がありました。今回は、小学生、中学生、高校生の参加が多くて15人ほど参加してくれました。
本日のメイントーク者は、NPO法人「ディープピープル」の中尾榛奈様が、大阪からオンラインでトークして頂きました。本来なら来県して頂きたかったのですが、コロナ禍にあってオンライン参加となりました。中尾様のSDGsのゴールに向けての高い志をお伺いしたり、食べ残しNOゲームの誕生秘話を聞いたり、SDGsアクションとはどういう事か等、あっという間の30分トークでした。
続いて、3人の小学生の食品ロスに取り組んだ実践を発表して頂きました。「いただきますの秘密」「くら寿司の秘密と工夫」「食品ロス見える化日記の取り組み」です。3人は、昨年の夏休みに八ヶ岳SDGsスクールが実施した夏休み自由研究で、上位入賞したスーパー小学生の3人です。NPO法人やコミュニティ参加者の中では有名なSDGs小学生です。
続いて、多くの参加者の皆様から、質問や意見や感想をお聞きしました。
お互いに、発表者の考えをよく聞いて、関連させて自分の考えを話すという事がしっかりできていました。子ども達の発表だけでなく、多くの大人が熱く語って頂きました。あっという間の70分間でした。休み時間なしで、2時間20分を集中できたのは、やはり、楽しいからです。SDGsに学びは、不思議な力を持っていると思いました。
●中尾様の話を聞いて、SDGsのゴールに向けた取り組みは難しいことではなくて、簡単なことの一歩だと思えました。「1人の100歩ではなくて、100人の一歩が大切なんだ」と。
●お集まりの方々が、このコミュニティから何かを学んで、一生懸命にアクションに還元しようとする主体性がとても感じられました。すごい熱量です。食品ロスから、いくつもの新しい単語が出ていました。「生ゴミ処理コンボスト」「ソーシャルビジネス」「ICチップ」「SDGsの矛盾」
●甲府第一高校生の探究科の皆さんの探究心の高まりはすごいと思いました。コンポストの開発と言った事も、食品ロスは、何がいけないのですか?と聞いた人も、深く考えていました。
●常連の参加者が、たくさんいることに感謝し、さらに良いコミュニティを求めていきたいと思います。多くは語らなくても、参加してSDGsを自分事にするという熱い想いを感じました。
コミュニティは、いろいろな参加の形があっていいのです。県外から参加して頂いている方もたくさんいます。その中には中学生の仲間もいます。人とのつながりは無限大です。皆さんの力でSDGsの輪を広げましょう。